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2024.6.22 BODY

【症例写真】40代女性【擦れて痛い】/小陰唇縮小術後の痛みについて

こんにちは。症例を載せられることになり更新頻度が上がっております。

(前編)症例のご紹介

今回も引き続きデリケートゾーンの手術の紹介をしていきます。

こちらの患者様は「昔から自転車に乗るのが苦手なくらい小陰唇部分に違和感を感じていた」とのことで、そして「段々悪化してきた」とのご自覚がありご来院されました。

ご自身では「小陰唇という部分がとにかく邪魔をしているんだ!」と思われていましたが、実際に診察させていただき、小陰唇・副皮・陰核包皮と全体的に適応があり、症状を出しているということが判明しました。以下に症例を示します。

向かって左から術前、2ヶ月後の開脚時、そのままの体勢で大陰唇を徒手的に開いた状態

になっています。

つまり、術前と同様に開脚していただいた状態でも、徒手的に開かなければもう完全に大陰唇がピタッと閉じているということが分かります。

こちらの患者様は座って作業をされる様なお仕事の方ですので、術前はお仕事中もかなりの不快感に悩まされていたそうです。術後ダウンタイムのピーク中(1-2日)はお痛み止めもうまく使いながらお仕事を続けられ、お痛みが軽快してからは「不快感がなくなった」ことで作業効率がとても上がったそうです。

(後編)小陰唇縮小術後のお痛みについて

よくご質問をいただくのでこちらも記しておきます。(以前も記事にしているかもしれません。)

上記の患者様の様に、術後当日から次の日までお痛み止めを飲まれる方がほとんどです。お痛みに弱い方は4日程度お痛み止めを飲まれている印象です。稀にお渡ししているお痛み止めの量では足りず、プラスで一週間程度は薬局でご購入されたお薬を飲まれる方もいらっしゃいますがかなり稀で、お痛みに弱いご自覚がある方ばかりです。

お痛み止めを飲むほど、でなくても1週間程度は「触ると痛い」「たまにピリッとする」様なことはよくあります。そして、1週間過ぎて2-3週間目になりますと「かゆみ」に変わっていきます。かゆみのご自覚症状は相当な個人差がありまして、0の方からとてもかゆい方までさまざまです。「お仕事中は忘れる」くらいの方が平均的ですので、何かに集中されているのが一番おすすめのダウンタイムの過ごし方です。凄く簡単にご説明しますと、痛い時というのは「傷を治そう!!」と体が頑張っている時でして、かゆい時というのは「傷が治ってきている」状態なので気を抜かずに愛護的に扱っていただきます。ここで丁重に扱えばさっと治ります。それが何よりもダウンタイムを早く終わらせる秘訣です。

当院では術後の患部をご自身で引っ張って見ない様にとお伝えしています。傷を閉じようとする力の邪魔をしてはなりませんので、なるべくそっとしておかなければなりません。軟膏やワセリンの処置は継続していただきますが、そのケアがどれだけ正しいかも傷の治りに影響していきますので是非術後の注意事項を参考にお過ごしいただければと思います。各クリニック・ドクターによって術後の注意事項や使用薬剤は変わってきますので受けたクリニックの指示に従いましょう!ただし、セカンドオピニオンという意味でしたら診察は可能ですので他院で手術をされた方でも診察にいらしていただくことは可能です。(その場合でも担当医のご指示が1番であることはお伝えしております)

色々書きましたが上記はある程度の平均的な目安です。中央値でもなんでもなく、本当にざっくりとした平均です。1ヶ月はなんだかんだ痛い、という方もいらっしゃれば、1日も痛くなかったという強者もいらっしゃいます。1ヶ月痛みがある方は大陰唇にボリュームが足りていない方に多い傾向があります。守ってくれている部分が少ないので、患部の腫れが引くまで擦れやすい&擦れているので腫れやすいという悪循環です。そのために手術と同時に大陰唇のヒアルロン酸を受けられる方もいらっしゃいますので「ついでにボリュームが欲しかった」という方にはうってつけのメニューとなっております。適応の有無は診察時にお伝えしております。

早いもので6月ももうあと約1週間で終わりですね。来週はラジオ出演やテレビ監修のお仕事がございますのでご予約も取りづらくなっていてご迷惑をおかけいたします。7月から副皮・陰核包皮・会陰贅皮のお値段が改定されます。手術を絶対に受けたい!!と思われている方は6月中の方がお得にはなっておりますので6月中のご予約をご検討いただければと思います。ただし手術はお得で決める様なものでもないのであくまでご予定を第一にお考えください。

それでは今週末も元気に過ごしましょう!

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