COLUMNコラム

2024.7.2 BODY

【症例写真】大陰唇たるみ取りがデリケートゾーンの痒みを治す希望に【20代女性】

こんにちは。7月になりましたね。7月ってこんなにジメジメして雨降るんでしたっけ。あんまり喜ばしくない天候が続いておりますがみなさまいかがお過ごしでしょうか。

今回は、大陰唇たるみ取り手術がいかにしてデリケートゾーンの痒みを解決するのか、についてお話しします。大陰唇の痒みは、難治性になってしまった方にとっては非常にお辛い問題です。今回このコラムを通じて、手術のプロセスや術後の参考となる症例について理解を深めていただければ幸いです。(症例写真は後半です!)

痒みの原因と影響

大陰唇の痒みは、乾燥、アレルギー反応、感染症、ホルモンの変動、そして小陰唇がはみ出ていることで小陰唇部分が先に痒くなり、掻いているうちに大陰唇まで波及するなど、さまざまな要因によって引き起こされます。これらの要因が複雑に絡み合い夜も眠れないほどの不快感を引き起こすことがあります。また、長期間にわたって掻きむしることによって皮膚が厚くなり、さらに痒みが悪化する悪循環に陥ることもあります。特に幼少期から掻きむしる習慣がついてしまった場合、皮膚が荒れてしまい、慢性的な問題となることが多いです。

Barbie Clinicの役割

当院は、全国から多くの患者が訪れ、痒みや痛みに対する治療を行っています。特にかゆみの治療には力を入れておりますので、産婦人科や皮膚科での治療が効果を上げなかった場合でも当院のカウンセリングでは個々のニーズに応じた治療をご提案しております。産婦人科や皮膚科で治る方の方が多いと思いますが、当院にいらっしゃる段階に発展している患者様は藁をも縋る思いでいらっしゃります。保険診療とは違う角度からご提案できますので、お一人でお悩みの方がもしこのコラムに辿り着かれましたら是非お気軽にご相談ください。また、当院では手術後も痒みを軽減するために各患者様の問診をもとに生活指導も行っています。患者様一人ひとりの状況に合わせたアプローチを提供し、快適な生活をサポートします。https://coubic.com/barbieclinic/432686 ←ご予約はこちら

手術の方法

大陰唇たるみ取りの手術は、以下のステップで行われます。

  1. カウンセリング(診察): 患者と医師が詳細なカウンセリングを行い、希望や不安を確認します。手術の方法やリスクについて書類をお読みいただき、質疑応答の時間を設けます。
  2. マーキング: 手術前に、大陰唇の余分な皮膚を取り除く部分をマーキングします。痒み治療を目的とされる方に関しては皮膚が一番荒れている部分を取り除きます。
  3. 局所麻酔: 手術部位に局所麻酔をして、無痛状態にします。当院では特注の極細針を使用した上で注入方法、薬液のpH調整、温度管理など局所麻酔のお痛みを軽減するための工夫と研究を行っております。全例局所麻酔で安全に手術を行なっているからこそのこだわりです。
  4. 切除・止血: マーキングに従って余分な皮膚を切除し、適度に止血を行います。
  5. 縫合: 全例で真皮縫合(中縫い)を行い、さらに縫合します。患者様のご希望と術後の安静度合いによっては全て中縫いで仕上げることも可能です。外縫いをする場合でも吸収糸を使用するため、抜糸は不要です。また、縫合部分は目立たない位置に配置し、傷跡が気にならないように配慮します。

術後のケア

術後のケアは非常に重要です。適切なケアを行うことで、回復をスムーズにし、合併症を防ぐことができます。

  1. 休養: 手術後は安静にし、無理な運動や性交渉を避けることが重要です。術後2週間程度は特に注意が必要です。傷は72時間を目安に上皮化しますので、その期間にサッと治すことも術後のダウンタイム軽減に重要です。とは言えお仕事を3日間休まれる方はほとんどいらっしゃいません。あくまで日常を送る中での安静となります。マイナートラブルは1ヶ月程度は気になるでしょう。
  2. 保湿: 術後1ヶ月以内は処方薬もしくはワセリンで保湿を行い、傷口の乾燥を防ぎます。清潔を保った上で保湿をすることが大切です。
  3. 清潔: 手術部位を清潔に保ち、感染を防ぐためにも毎日優しく洗浄します。術後当日から毎日シャワーで患部は洗っていただきます。肌に優しい石鹸やボディーソープも使用していただきます。術後当日からシャワー浴を可能としているクリニックはほとんどございませんので、これはあくまで当院で受けた患者様に向けてご案内している内容です。当院の場合清浄綿でトイレの後に毎回拭かなければならないという指示は一切しておりません。むしろトイレの度に余計な刺激を与えることは推奨しません。

痒みに対する生活指導

大陰唇の痒みを理由にご来院された患者様に対してBarbie Clinicでは、手術後も痒みの軽減を目指して生活指導を行っています。

  1. 衣服の選び方・生理中について: 締め付けの少ない下着や服を選び、デリケートゾーンの摩擦を減らします。
  2. 保湿: 定期的に保湿を行い、皮膚の乾燥を防ぎます。ワセリンやデリケートゾーン専用のオイルが推奨されます。術後1ヶ月以降はフェムケアオイルなどもご使用いただけますので、お気に入りの匂いのものなどもお使いいただけます。ただし肌の弱い方が多いので無香料のワセリンの方がおすすめです。痒い時にも保湿で我慢です。
  3. 適切な洗浄: デリケートゾーンを優しく洗浄し、過度な洗浄を避けます。
  4. 食生活の改善: 健康的な食生活を心がけ、ビタミンやミネラルを豊富に含む食品を摂取することで、皮膚の健康を保ちます。※術後1ヶ月以内に医師処方以外のサプリメント(特にビタミンE,マルチビタミンなど)をお飲みいただくことは当院では禁じております。

手術のリスクと副作用

大陰唇たるみ取りは比較的安全な手術ですが、以下のリスクや副作用が考えられます。

  1. 感染: 手術部位が感染するリスクがあります。術当日からのシャワー浴を始めとした適切なケアで予防できます。
  2. 出血: 術後の出血が想定以上に長く続くことがあります。通常、軽度で自然に収まりますが、異常な出血が続く場合はご自身でも処置をしていただいた上でご相談が必要です。ご自身でしていただく緊急時の処置や圧迫方法・目安は術後にお伝えしております。
  3. 腫れと痛み: 術後に腫れや痛みが生じることがあります。通常、数週間以内に軽減しますが、痛みが強い場合は痛み止めの使用が推奨されます。
  4. 傷跡: 縫合部分に傷跡が残ることがありますが、目立たない位置に配置することで、傷跡が気にならないように配慮しております。また、患者様ご自身でも術後の生活指導を守り、ケアを続けることで傷跡はより自然になります。

大陰唇たるみ取りの効果

大陰唇たるみ取りを行うことで、多くの方が以下のような効果を実感しています。

  1. 見た目の改善: たるみやシワがなくなり、スッキリとした外観を取り戻すことができます。これにより、自信が回復し、日常生活やパートナーに対する不安が軽減されます。
  2. 不快感の軽減: たるんだ皮膚が衣服に擦れることによる痛みや不快感が軽減されます。これにより、日常生活がより快適になります。
  3. 何より痒みが見違えるように良くなった!: 大陰唇の荒れた部分がなくなるので、コンプレックス解消のほか、そもそも痒みが減ります。

症例写真(20代女性)

小陰唇縮小術+副皮除去術+大陰唇たるみ取り

それではお待たせしました今回の症例写真です。

20代の患者様ですが、痒みが強く、お母様もご心配されているとのことでした。たるみ治療としては不十分ですが、今回の目的は「痒みで悪くなってしまった皮膚を取り除くこと」なので、術前色が白く抜け、硬く荒くなっている部分が術後完全になくなり‘柔らかい印象’になったことがお分かりいただけるかと存じます。はみ出ていた小陰唇や副皮も大陰唇の中に収まっています。大陰唇が痒くなる前にまずははみ出た小陰唇と副皮が悪さをしていたということもあり、そちらの根本原因も同時に施術しております。多くの方ははみ出ている部分や硬くなっている肌が改善することで痒みが軽減し、日常生活が快適になります。そして何よりも、自信を取り戻される方が多いです。

まとめ

大陰唇たるみ取りは、女性のデリケートゾーンの美容整形手術として非常に効果的な方法です。見た目の改善や不快感の軽減、そして清潔感の向上など、多くのメリットがあります。しかし、手術にはリスクも伴うため、信頼できるクリニックで十分なカウンセリングを受け、自分に最適な方法を選ぶことが重要です。

当院では全国から多くの患者様がいらっしゃり、個々のニーズに応じた治療を提供しているという特徴がございます。痒みや痛みに悩む女性にとって最後の砦になれたら幸いです。

それでは7月もコラムの頻度を増やせますように。

Adios!

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