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2024.9.15 BODY

【20代/症例写真】血が出るまで掻いてしまう【デリケートゾーンのかゆみ】

こんにちは。今回はBarbie Clinicの患者様に多い「アトピー性皮膚炎でデリケートゾーンが荒れてしまった方」について記事を書きます。

最初からアトピーの方やかゆみの強い方が症例として多かったわけではないのですが、難治症例の患者様を婦人科形成の力で改善させて以来ここ1-2年で口コミが広がっていきました。

今ではかゆみの強い方、何科に行っても解決しなかった方など・・・見た目の改善は大前提ですがそれ以上にかゆみの治療をご希望される方が毎月ご来院されます。

以前の記事(【症例写真】大陰唇たるみ取りがデリケートゾーンの痒みを治す希望に【20代女性】)も是非ご覧ください。

※無料キャンセル・日時変更は48時間前まで

アトピー性皮膚炎によるデリケートゾーンのかゆみと大陰唇の治療について

今回ご紹介する症例は、20代の患者様。

アトピー性皮膚炎によってデリケートゾーンがかゆく、睡眠中にも血が出るほど無意識に掻いてしまう症状にお悩みの方で、皮膚が硬く荒れてしまっている状態でした。Barbie Clinicにかゆみ難症例でご来院される方の典型的な症状です。

いずれも抜糸不要
税込価格)大陰唇たるみ取りモニター198,000円、
小陰唇縮小術165,000円 副皮除去術66,000円 陰核包皮除去術66,000円

術前→術直後(大陰唇の上部から撮影した状態です)

直後なので麻酔も入っていますし、そもそも完成は年単位でかかるものなので形態は一切参考になりません。しかし、術前の大陰唇で皮膚のキメが粗くなっている部分=上から見てだるんっとなってしまっていた部分が取り除かれているということがお分かりいただけますでしょうか。

こちらの症例に限ったことではありませんが、この様に変質してしまった大陰唇は硬く、医療用の剪刀も負けてしまいます。その分、通常よりも多くの器具を使用し、お時間も少しだけかかってしまいますが、ご予約確保時間を超えるほどではないのでご安心ください。

別角度からもご紹介します。

いずれも抜糸不要
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こちらも術前→術後ですが、正面から撮影した部分の一部です。

一番分かりやすく且つ術直後でも痛々しくない部分をクローズアップしています。

※さすがに術直後は血液の付着や腫れもあるので堂々とHPに掲載するのは控えております・・・

ただこちらのクローズアップでも十分、皮膚が荒れていた部分がなくなっている!と伝わるかと思います。そして荒れていた部分の下に隠れているシワやたるみが引っ張られ、ハリが出ているのも分かります。

何度も書いて申し訳ないですが、麻酔や腫れもある術直後ということで全く完成形ではないです。が、荒れてしまった部分が消えたという事実は変わりません。

あとはスタンダードなケア方法に加えてその方に合わせたケアをお伝えしておりますが、基本的に「保湿」がとっっっっっっっっても大切です。アトピー性皮膚炎の方は特に大袈裟ではなく一生保湿が大切です。

それでは次に、アトピー性皮膚炎がデリケートゾーンにどのように影響するのか、その原因や仕組みについて解説します。

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アトピー性皮膚炎とデリケートゾーンのかゆみ

アトピー性皮膚炎は、遺伝的な要因や環境要因が複雑に絡み合って発症する皮膚の慢性的な炎症疾患です。肌のバリア機能が弱く、外部からの刺激やアレルゲンに対して過敏に反応してしまうため、かゆみや湿疹が発生します。

アトピー性皮膚炎の患者様にとって、デリケートゾーンは特に敏感なエリアであり、以下の要因が重なることで症状が悪化しやすいです。

1.摩擦と汗

デリケートゾーンは、常に衣服や下着に覆われており、日常生活で摩擦が頻繁に生じます。また、湿度が高い場所であるため、汗や皮脂が溜まりやすく、これが皮膚の炎症やかゆみを引き起こします。

2.皮膚の乾燥

アトピー性皮膚炎の患者様は、皮膚のバリア機能が弱いため、乾燥しやすいです。乾燥による皮膚のかさつきやひび割れが、かゆみの原因となり、掻き壊すことでさらに症状が悪化します。

3.ストレスや不安

かゆみは身体的な問題だけでなく、精神的なストレスとも深く関係しています。特にデリケートゾーンに症状が出ると、患者様は生活の質(QOL)の低下を感じやすく、無意識のうちに症状を悪化させることがあります。

デリケートゾーンのかゆみによる皮膚ダメージ

この症例の患者様も、アトピー性皮膚炎によって就寝中に大陰唇を無意識に掻いてしまう状態が続いていました。掻きすぎることで皮膚にダメージが蓄積し、以下のような症状が現れていました。

1.皮膚の硬化

繰り返し掻くことで、皮膚が厚く硬くなってしまいます。この現象を「苔癬化」といい、皮膚がゴワゴワとした質感になります。デリケートゾーンの皮膚はもともと薄く柔らかいため、このような状態は特に不快感を伴います。

2.色素沈着

掻くことで皮膚に炎症が起こり、炎症後の色素沈着が進みます。これは、肌の色が部分的に暗くなる現象で、見た目にも影響を与え、患者様の自信を失わせる原因となります。

3.傷や出血

掻き壊すことで、皮膚が傷つき、場合によっては出血を伴います。この患者様も、頻繁に掻きすぎてしまい、傷や出血が確認されました。

Barbie Clinicでの治療アプローチ

Barbie Clinicでは、婦人科形成を通じてかゆみや見た目の悩みを解消するサポートを行っています。大陰唇のたるみ取り小陰唇縮小術など、適応次第で患者様と一緒に手術範囲を決定し、かゆみの根本解決を図ります。

傷んでいる部分を取り除くのはもちろんですが、摩擦や刺激を減少させることで残った皮膚も滑らかになり、色素沈着が軽減されます。見た目も整うと患者様の心理的な負担が軽減され、自信を取り戻していただけます。

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アトピー性皮膚炎とデリケートゾーンのケア

また、アトピー性皮膚炎の患者様は、手術後も日常的なケアが欠かせません。以下に一般的なセルフケアもご紹介させていただきます。

1.適切な下着 通気性の良いコットン素材の下着を選び、締め付けが少なく、摩擦が少ないデザインのものを選ぶことが重要です。これにより、皮膚への負担が軽減されます。

2.保湿とスキンケア 乾燥はかゆみを悪化させる要因の一つであり、日常的な保湿ケアが予防に繋がります。デリケートゾーンの皮膚は非常に繊細なため、肌に優しい保湿クリームやローションを使用して、皮膚を常に潤いのある状態に保つことが大切です。ただしアレルギー体質の方も多いので余計な成分がなるべく入っていない、低刺激のものを強くお勧めいたします。中でも純度の高いワセリンはリスクが少ないです。

3.ストレス管理 アトピー性皮膚炎は、ストレスが悪化の要因となることも多いため、リラックスした生活を心がけることも症状管理には重要です。適度な運動や十分な睡眠、リラクゼーション法を取り入れることが推奨されます。

4.食事療法 食事は、アトピー性皮膚炎の症状を管理するために非常に重要です。バランスの良い食生活を心がけ、特に炎症を抑える栄養素を積極的に摂取することが症状の緩和に繋がります。

サプリで摂ろう!とするのではなく、まずは食事で栄養を意識されることもとても大切です。そして食事でしたら術後から実践していただけます。

オメガ3脂肪酸:抗炎症効果が期待できるオメガ3脂肪酸は、サーモン、サバ、亜麻仁油、チアシードなどに豊富に含まれています。これらを積極的に取り入れることで、皮膚の炎症を抑える助けとなります。

ビタミンD:ビタミンDは、免疫機能を調整し、アトピー性皮膚炎の症状を緩和するのに役立ちます。魚介類、卵黄、きのこ類などがビタミンDの良い供給源です。

抗酸化物質:ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質は、細胞のダメージを防ぎ、皮膚の修復を助ける効果が期待できます。ビタミンCは、レモンやオレンジ、パプリカ、ブロッコリーなどに豊富に含まれており、ビタミンEはアーモンドやヒマワリの種、ほうれん草に含まれています。

また、腸内環境の改善もアトピー性皮膚炎の症状を和らげるために重要です。プロバイオティクスを含む食品(ヨーグルトやキムチ、納豆など)を摂取することで、腸内の善玉菌を増やし、免疫系を強化する効果が期待できます。

まとめ

アトピー性皮膚炎によるデリケートゾーンのかゆみは、見た目や精神的な負担だけでなく、日常生活にも大きな影響を与える問題です。今回ご紹介した症例のように、大陰唇の皮膚のダメージが進行した場合でも、Barbie Clinicでは婦人科形成を通じて患者様の悩みを解消するサポートを行っています。

さらに、食事療法や適切なセルフケアを取り入れることで、アトピー性皮膚炎の症状をより効果的に管理することが可能です。

かゆみや皮膚のトラブルに悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。

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東京新宿区神楽坂の女性専門美容外科BarbieClinic

小陰唇縮小術など婦人科形成が受けられる東京神楽坂のBarbieClinic。女性専門で、女性特有のお悩みに真摯に向き合います。女性医師、女性スタッフのみのプライベート空間でデリケートなお悩みも安心してご相談いただけます。お忙しい方のために通院が1日で完成するご予約メニューもございます。

それではadios!

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