COLUMNコラム
2023.9.6 BODY
婦人科形成〜大陰唇のたるみを取る?〜
お世話になっております。
早いもので、9月に入りました。上旬のうちにコラムを書いておかないと、せめてもの月1投稿が守られにくくなりますので隙を見て筆を執っております。(パソコンで書く場合の筆を執るってなんとなく違和感ありますね笑)
さて今回は「大陰唇たるみ取り」についてです。おそらくこのページをご覧いただく方は「小陰唇」が気になっている方が多いと思いますが。大陰唇は「擦れて嫌」だったり、「はみ出て気になる」だったり、そういった症状を出さないので、切羽詰まった患者様というのは少ないです。必要に迫られているわけではないからわざわざ手術はしなくて良い・気にしたこともない!というご意見がほとんどかと思います。
しかしながら、大陰唇というのはデリケートゾーンの年齢を如実に感じさせてしまいます。例えば生まれたての赤ちゃん、小さなお子様、そしてご自身の思春期などを思い出していただくと・・・シワが多くたるんだ大陰唇という方はほぼいません。※皮膚にお病気をお持ちの方は炎症によりシワやたるみが出ることもあります。
ではどの様な方が大陰唇にお悩みを持つか・・・
・(アトピー性皮膚炎などで)大陰唇をよく掻いてしまいゴワゴワになってしまった
・VIO脱毛を終えてみると、見た目のシワ・たるみ感が顕著になった
・ダイエットをして皮が余ってしまった
・大陰唇の黒ずみを少しでも軽減させたい
・内側にかけてニオイが強い
など、さまざまな理由がございますが小陰唇以上に「見た目」が意識される部分となります。
近年ではこちらの手術の知名度が徐々に上がってきており、芸能関係のお仕事をされている方・エステティシャンや美容ナースなどの間でかなり流行っていると感じます。
実際、大陰唇たるみ取りとはどのような手術なのでしょうか。AIに尋ねてみます。
大陰唇の縮小術は、大陰唇を小さくするための外科的な手術プロセスです。この手術は、大陰唇が過度に大きく、それが身体的または精神的な不快感を引き起こす場合に考慮されることがあります。以下は大陰唇縮小術の一般的な情報ですが、具体的な手術の詳細は医師との相談が必要です。
→まぁ概ねその通りですね。「大陰唇が大きい」という表現には違和感がありますが、中身を見てみましょう。
手術の適応: 大陰唇縮小術は、大陰唇のサイズや形状が個人によって異なるため、主に外見の不満や摩擦による不快感がある場合に検討されます。また、大陰唇の大きさが性交時に不快さを引き起こすことがあるため、性的な快適さの向上を目的として行われることもあります。
→こちらも概ねその通りですが、大陰唇の大きさが性交時に不快さを引き起こし、というお悩みで診察にお越しいただいた方は今までお会いしたことはございません。小陰唇に多いお悩みですね。
手術プロセス: 大陰唇縮小術は、一般的に局所麻酔または全身麻酔の下で行われます。外科医は大陰唇の過剰な組織を切除し、望ましいサイズと形状に調整します。傷跡は一般的に目立たない位置に配置されるように注意されます。
→その通りです。当院では局所麻酔下で行います。局所麻酔のメリットとしては食事制限もなく、術後のリカバリーも早いので、皆様日帰りでスタスタ帰られます。
手術の回復: 手術後、大陰唇は腫れや内出血することがあり、しばらくの間、不快感を感じることがあります。外科医の指示に従って、適切なケアと安静を保つことが重要です。回復期間は個人差がありますが、通常は数週間から数か月かかることがあります。
→その通りですね。当院では処方する内服薬をお飲みいただき、同じく当院処方の軟膏や、薬局でも購入可能なワセリンを塗布していただきます。具体的な術後のケアに関しましては、手術後にその方に合わせてご説明させていただいております。その方のお仕事状況や術中の出血状況など、お一人お一人違いますのでオーダーメイドでお伝えする必要がございます。
リスクと合併症: 大陰唇縮小術にはリスクが伴います。感染症、出血、傷跡の問題、感覚の変化などが起こる可能性があります。手術前に医師とリスクと利益について詳細に話し合い、適切な決定を行う必要があります。
→こちらもその通りです。当院では傷を清潔に保っていただくために、術当日からのシャワー浴を許可しております。傷に摩擦を与えない様に優しく丁寧に、でもきちんと洗浄していただくことが大切です。また、出血に関しましても放置してしまうのではなくきちんと圧迫することで出血によるトラブルを防げます。1ヶ月以内でしたらお下着に付着する様な少量の出血は通常経過の範囲です。どの程度が気をつけなければいけない出血か?というのも術後に患者様と一緒に確認しております。傷跡や感覚の変化は完成までのお時間でほとんど気にならなくなるかと存じますが、年単位でお時間のかかる方もいらっしゃいます。体質によるものも大きいので、あとは私の持ちうる知識を患者様に合わせてお伝えし、術後のケアに励んでいただくことが大切となります。
大陰唇縮小術は、個人の健康と幸福に関わる重要な決定です。手術を検討する場合、専門の外科医との相談が不可欠であり、手術前と手術後のケアに対する指示に従うことが重要です。
→最後までその通りであることが多かったですね。こちらもその通りです。
当院は専門的に婦人科形成を毎日行っているクリニックでして、診察のみやセカンドオピニオンも承っております。「これってもしかして綺麗になるの・・・?」と悩まれている場合、お一人で悩まずに是非ご相談いただければと思います。
当院のInstagramには大陰唇たるみ取りの症例や傷跡についてなどのコラムも掲載されておりますので、ご興味ある方はご覧ください。院長アカウントに掲載されております。
それでは本日も素敵にお過ごしください。