COLUMNコラム
2023.12.1 BODY
小陰唇縮小術で小陰唇の黒ずみを治療
こんにちは。12月になりました。12月に入ったことをあまり気づいていなかったのですが、なんとこのブログの読者さんが患者様としてご来院してくださり・・・!
月1更新のブログの存在を思い出しました。
というわけで今月の記事です。今回は小陰唇の黒ずみについてお話させていただきます。このテーマはSNSでLIVEをしていても非常に多くの方が質問してくださります。
まずはなぜ黒ずむのか?
これは大きく分けて二つ理由がございまして、ホルモンと摩擦です。
女性ホルモンの分泌が盛んになる初潮後からじわじわと黒ずみが進行していきます。そして大陰唇から小陰唇がはみ出ていない方は良いのですが、はみ出ている場合、そこに摩擦が加わります。
性交渉の回数が多いほど黒ずむ?
これはYESでもありNOでもあります。YESの理由としては0と100を比べれば100の方が摩擦の回数が増えているわけですから、この場合性交渉は黒ずみの原因と言えます。しかしながらNOの理由として、そもそも性交渉の回数以上に下着との擦れ・自転車・タイトなジーンズなどの日常生活での擦れの方がよほど原因となるからです。性交渉の度合いなど誤差の範囲となるくらい、下着との擦れはずっと。ですよね。なので小陰唇が大陰唇からはみ出ている時点で、下着と擦れるわけですから黒ずみが加速するわけです。パートナーに黒ずみを指摘され、経験の豊富さを問われたという患者様もいらっしゃいます。これを読んでいる男性は居ないかもしれませんが、不用意にパートナーを傷つけることのない様に知っていただけましたら幸いです。
では黒ずみはどうやって治す?
実はホルモンによって黒ずんでいる部分は、閉経後、ピンクになっていきます。介護士の患者様から「利用者のおばあちゃん達はピンクなのになんで私だけ・・・」と思ってしまうとご相談されたこともありますが、ご年齢的な理由が背景にございます。
一方で摩擦によって生じた黒ずみは既に色素沈着してしまっているので、切除してしまうのが一番の治療になります。はみ出ているものを大陰唇の中に収めてあげることで普段からの摩擦が防げます。また、その上で保湿ケアをしていただくことも大切です。ほとんどの方は、(まだ)はみ出ていない内側の小陰唇はピンクの粘膜の色をしているので、一度の手術でトーンアップを望めます。
この様なお話をしていると、手術以外でたとえば保湿をすれば黒ずみは無くなりますか?と必ず聞かれるのですが、進行は遅くすることができるかもしれませんが、上記の様にはみ出ていることで摩擦→色素沈着となっている部分が解決することはございません。色素は既に沈着していますし、そこからどんなに保湿しても日々お下着と擦れてしまっているわけですから進行も致します。ただし、ノーガードよりはマシになるでしょう。ノーガードと言えば、ノーパン生活は黒ずみに有効です。お下着を着用せずスキニーを履く、などは本末転倒ですが、ご在宅中はノーパンにダボダボのズボンやスカートを履いているという患者様は実際大陰唇から小陰唇にかけて黒ずみが極端に少ないです。(これだけの数の患者様を診ていると、その様な生活をされている意識の高い方に出会うこともちょくちょくあるのです)
というわけで、小陰唇縮小術は擦れの不快感だけでなく、黒ずみを治したい!という際にも有効。という記事でした。凄く寒くなって参りましたので、どうぞ暖かくして素敵な12月をお過ごしください。
月1更新だしもう年末のご挨拶しておいた方が良いですかね。「良いお年を」