COLUMNコラム
2024.5.1 BODY
乳頭縮小術case39歳授乳後女性
こんにちは。5月になりましたね。HPを作っていただいている業者さん(余談ですがとっても凄い方々なんです!)にご相談の上、ついに症例写真を掲載してみることになりました。当院の症例は女性のお体であることが多いのでインターネット・SNSでの掲載が非常に難しい問題です。試行錯誤しながらの掲載になりますのでしばらくは毎度載せ方が変わったりするかもしれません。ご了承を。
あとは初回なので症例に対しての大切な考え方も記しておきます。患者様やこの記事をご覧の方の中には「こういう風になりたい」とか「理想の形はないかな」と症例を探されている方もいらっしゃるかもしれません。実はその探し方は半分・・・いや、8割くらいは間違っています。なぜなら元の状態こそが全てだからです。元の条件が類似している方がどのような経過をたどり、どのようなゴールになっていくのか、というのが一番参考になる症例写真です。
例えば。今回は乳頭縮小術の紹介なので乳頭でお話ししますが、
・授乳経験はあるのか?
・何人、何年授乳したのか?
・授乳時の癖はあるのか?(左ばっかりだった、浅く吸わせていた、など)
・胸の疾患、治療歴はあるのか?
・アトピーやアレルギー体質なのか?
などなど軽く挙げるだけでも前提条件が大きく分かれます。
いずれもNOの方と、いずれもYESの方では当然仕上がりに差が生じます。
授乳のご経験が長い方では乳頭だけでなく乳輪も伸びている場合が多く、乳頭縮小術後、乳輪縮小をされたがる方もいらっしゃります。たいていの方は元々気にされているのが乳頭なので、「乳輪も伸びちゃってたんですね!」と気付く・・・といったくらいで術前の乳頭ほど気にされず終診となりますが。
授乳を経験されたことのない乳頭と授乳後乳頭では治り方も変わってきますし、隠れ乳輪肥大(というか伸び)問題も違うわけです。また、アトピー体質の方で寝ている間にもたくさん掻いてしまうくらいの方は乳頭が受けているダメージも大きくなりますし、再生能力も落ちているのでダウンタイムが長引く印象にあります。掻いてしまうことによる乳頭肥大は乳頭の内部も硬くなっていることが多く、どれをとってもそうでない方に比べると完成までの期間が長くなる理由がお分かりいただけるのではないでしょうか。
個人情報保護のために、ここには本症例の具体的な授乳歴などは記載しませんが、「授乳後の30代」の例として「術前」を是非参考にしていただきたいです。そしてそれから術後に着目してください。自分と似た人がどの程度になるのかというのが分かるとクリニック選びの指標や手術を受けるための勇気になるかと存じます。
それでは前置きが長くなりましたが本症例の解説。授乳前の乳頭も小さくはなかったとのことですが、乳輪のサイズは平均的であるため乳頭もそれに合わせたサイズにしております。当院は全例乳管温存しておりますのでこの後授乳ご希望の場合でも問題はございません。ただしこの後また授乳をされることで後戻りの度合いは強くなります。
今後小陰唇縮小術、乳輪縮小術、その他お顔の施術でも症例掲載していこうと思います。
それでは皆様良きGW,良き5月をお過ごしくださいませ。