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2024.7.12 BODY

【症例写真】乳輪縮小術(内側法)【30代産後】/乳輪縮小術での後悔とは?

こんにちは。7月の投稿も順調に回を重ねております。今回は乳輪縮小の症例を紹介させていただきます。そして後編のコラムは「乳輪縮小術 後悔」をテーマに解説していきます。

(前編)2度の妊娠で乳輪が肥大化してしまった

(上)術前

(下)術後3ヶ月

こちらの患者様は2回の妊娠・出産で乳輪の肥大化をご自覚され、育児が落ち着いてきたタイミングでもうどうにか治したい!と思い立たれました。なるべく自然で傷跡が目立ちにくい方法をご希望されましたので、協議の結果「内側法」に。Barbie Clinicでは女性医師である私のみが患者様のお身体を診察し、一緒に内側法と外側法を決めていきます。当院を選ばれる方にとって「女性医師」であることはとても大事なポイントの様で、過去には「女性の営業担当」の方にお身体を沢山見られて写真も撮られ、余計にコンプレックスを刺激されてしまったという方もいらっしゃいました。

手術の準備も術前後の写真撮影も全て手術を担当する「女性医師」が行いますので、勇気を出してご来院される患者様にはどうか少しでもご安心いただけましたら幸いです。

症例の説明にお話は戻りますが、こちらの患者様、術前は乳頭の基部に「モントゴメリー腺」も存在しています。どのみち乳輪縮小術の内側法で切れる範囲にありましたので、その様な場合はサービスで切除いたします。もちろん患者様にはこのモントゴメリーはお気に入りか?どうかは確認させていただきます。同時にモントゴメリー腺も切除された術後の乳輪はとてもシンプルですっきりしましたね。また、術前の乳輪の形にも注目していただきたいです。患者様の首に向かって伸びるような楕円形であった乳輪の形が、術後はずいぶんと円形になったかと思います。これはデザインの際に左右差や変形を意識している為です。以上2つは私のこだわりでありポリシーです。内側法ですので「激変!」とまではいきませんが、お胸のサイズもある方なのでバランスの良い乳輪サイズになっています。乳輪をしめた分、乳頭が立ち上がり乳頭の下垂も若干ですが改善しています。ちなみにこの後さらに乳輪縮小術を重ねることも可能です。傷の治りは1回目より遅れる印象にありますが、内側法を2度行うとより自然に段階的に乳輪を小さくさせることができます。そちらを経て改めて術前と比較すると変化量に感動していただけます。

傷跡は乳頭基部に隠れているところがメインです。あまり気にならないかと思います。ただし全体的に乾燥を感じますので、モニター撮影終了後すぐにワセリンでの保湿指示を出しています。※読者の方は担当医の指示に従いましょう。この傷跡ケアをサボってしまいますと、傷跡は白く残りやすくなります。また、喫煙者も傷の治りが遅くなり、白く残るリスクが通常よりも高いです。傷跡を気にされる様でしたら内側法がおすすめです。Barbie Clinicでは内側法でも外側法でも料金を変えておりませんので、金額ではなく純粋に内側法と外側法のメリットデメリットで術式をご選択ください。

過去のコラムで内側法と外側法の違いをさらっとご説明しております。

https://www.barbieclinic.com/column/638/ ←さらっと説明しているコラム

今度はもっと詳しく内側法と外側法についてのコラムも書こうと思います。

(後編)乳輪縮小術での後悔とは?

乳輪縮小術:リスクと後悔

乳輪縮小術は、乳輪の大きさや形を整えるための手術です。美容整形の一種になります。「乳輪を小さくしたい!」という理由で保険適用にはなりません。自由診療となるこの手術は、見た目の美しさを向上させるために選ばれますが、リスクや後悔が伴うこともあります。後半のこの記事では、乳輪縮小術のリスクを通じて、手術を検討している方々に注意喚起を行います。

乳輪縮小術とは?

乳輪縮小術は、乳輪の大きさや形を整えるための手術です。乳輪が大きすぎる、もしくは形が気に入らないと感じる女性が主にこの手術を受けます。手術は比較的短時間で済み、局所麻酔で行われることが多いです。Barbie Clinicでも全例局所麻酔で行っており、手術代金には全て麻酔代や特注の極細針代も含まれています。当院の患者様には「良心的な価格設定」と「女性医師による診療」であること、また「乳輪縮小 症例写真」でお選びいただき、結果にもお喜びいただけていますが、全国的に見れば手術後のリカバリーや結果には個人差があり、全ての人が満足する結果を得られるわけではありません。

手術のリスク

感染:外科的な手術を行う際には、当然傷口ができるため感染のリスクがあります。適切なケアを怠れば傷口にばい菌が入りこみ、炎症が長引くことがあります。その後感染を放置し進行すると再手術が必要になることもあり、後悔の原因となることもあります。

→これに対しての対策ですが、Barbie Clinicでは術後から「シャワー浴の指導」をしております。傷口を感染させない為には創傷治癒を早め(早く傷を塞ぐ)、清潔を保つことが重要ですので術後のケアが肝となります。日々の診療経験から「術後の注意事項」をアップデートし、患者様お一人お一人にPDFをお渡ししております。(どんどんハイテク化して最近ではQR読み込みでの配布になっています。)インターネットで横行している間違った情報(アルコール綿での消毒はNGです!)などを患者様がされない様に口頭でもご説明しております。

傷跡:乳輪縮小術では、乳輪周辺という濃い色が入っている部分に切開を行い、傷をつくります。どんな傷も白くなるのは人生経験でお分かりかと思いますが、濃い色の背景に白い傷ができるので目立ちやすいのです。傷跡が気になり、結果として後悔する方もいらっしゃいます。

→これに対しての対策では、Barbie Clinicでは上記の「術後の注意事項」の中に傷跡に対するケアも載せています。おすすめの保湿剤もお伝えしております。とにかく1にも2にも保湿です。喫煙されている方は急に禁煙されても体質として創傷治癒が遅れます。治癒が遅れるほど傷も目立ちます。もちろん禁煙できるのであればしていただきたいですが、体質は諦めなければいけない部分もあるので全員、とにかく保湿です。1年間は保湿する様にとお伝えしております。そして、Babie Clinicでは同じく「女性医師」によるアートメイクもご紹介しております。保湿でケアしてもどうしても傷が気になる場合はアートメイクという手段もお考えください。もともとそれを知っておくのと、術後に急に考え始めるのとではずいぶんお気持ちが違うかと思います。そして一人一人異なりますが、「症例写真」で傷跡は参考になさってください。

感覚の変化:術後に乳輪の感覚が変わることがあります。感覚が鈍くなったり、逆に過敏になったりするなどです。これは一時的な場合もあれば、可能性としては永久的に続くこともあります。もし永久的に続くとなれば後悔の原因になるでしょう。しかしながら当院では一時的にでも感覚が鈍くなったという患者様はいらっしゃらず、また、私が過去に所属していた施設を合わせましてもお会いしたことがありません。だからこの先もずっといらっしゃらないとは言えませんが、発生リスクとして多いものではないと考えています。

左右の不均衡:手術後に乳輪の大きさや形が左右で異なることがあります。

→これに関しては「症例写真」をご確認ください。上記で私のポリシーとしても述べましたが、料金一律内で極力善処しようと考えております。もともとの左右差をゼロにすることはできませんし、形を変えるのにも限界はございますが、パッと見た目が良くなる様に最善を尽くしています。

以上が乳輪縮小術での主なリスクと後悔です。他にも傷の離開、後戻りなどありますがそれはまた今度詳しく説明いたします。どんな手術もメリットデメリットを理解し、納得の上で受けていただく必要があります。そして医師選びですが、最近はSNSもコラムも専門の業者さんに頼んで発信しているクリニックが多いです(だって発信は手間ですし・・・涙)。なので実際に会ってみたらSNSと違ったなんてこともよく聞きます。それは医師が悪いというわけではなく、発信者と本人が別人なわけですから当然です。大事な体を預けるわけですから、その医師との相性はよく見極める必要があります。私の考え方にも共感してくださる患者様、そうでない患者様、世の中にはたくさんいらっしゃると思います。少なくともご興味を持ってくださった方は是非お気軽に診察にいらしてください。

それではAdios!

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